デーモン閣下(100056歳)がボーカルの平均年齢を爆上げなさっている

ごきげんよう。コジマです。

聖飢魔IIのボーカルの他、角界への深い造詣でも世に名を知らしめるデーモン閣下は、紀元前98038年11月10日に生誕なされた、御年10万飛んで56歳の悪魔であらせられる。

「ボーカリストの年齢」に着目したとき、世の有象無象のボーカル達はせいぜい100歳かそこらであろうが、そこに閣下が加わるとどうなるか。そう、平均年齢が爆上がりするのでは!?

卑しくも気になった我々は、調べるべくネットの海に潜った……。

プロのボーカル……?

〇歳のプロのボーカルが〇人いる、という情報が分かればすぐに解決するのだが、そもそも「プロのボーカル」とは何を指すのだ?

イメージしやすいのは「楽曲をリリースする人」だが、ひとくちにリリースといってもメジャーインディーズの2種類があって、日本ではレーベルが「日本レコード協会」に加盟しているかいないかで区別される。有名なアーティストはメジャーで活動することが多いが、インディーズでプロとして活躍することも決して珍しくない。

また、歌手として名前が出ない、例えばコーラスのような仕事もあるだろう。ボーカル、と言われると違和感があるかもしれないが、歌の仕事を考えるには無視できない。

さらに突き詰めると、「アイドルグループは皆歌っているが全員ボーカルか?」みたいな疑問も出てくる。「プロのボーカルどこまで問題」は掘り返すと根が深い。

そんな訳で、ある種当然なのだがプロのボーカルが何人いるかの統計はほとんどない。

頑張って推定する

唯一見つけられたのは、日本レコード協会が集計している「デビュー歌手数推移」だけだ。カバーできるのはメジャーアーティストだけでインディーズの情報はないが、それがインディーズの特徴なので仕方ない。

これによると、2017年は411組がメジャーデビューしており、うち91組は再デビューだったという。こうした情報が1965年から毎年分掲載されているが、このうち何グループが現在も活動中なのかについては分からない。これをもとにフェルミ推定的に見積もるしかなかろう。

仮定として、ある年にデビューしたアーティストのうち、翌年も活動している割合80%とする。この設定だと、10年間続けて活動できるアーティストは10.7%。少し多いかもしれないがこれでやってみる。

日本レコード協会の統計から、1965年のデビュー数は176。翌年にこの80%が残り、新たに143組が加わって、1966年には284組になる。さらに翌年は284組の80%が残って210組が加わり、……と計算していくと、2017年に活動しているアーティストは1955組!妥当……かなあ?

これが合っているとして、あとは1組に平均何人のボーカルがいるか考えなければならない。基本は1人だろうが、ツインボーカルもあるだろうし、先程書いたようにアイドルグループは……?この辺りはさっぱり見当がつかないので、思い切って2人/組としてしまおう。よって日本にいるプロのボーカルは3910人

で、平均年齢は……

本題に戻ると、3909人がただの人間、1人がデーモン閣下(100,056)であるとき、3909人の平均年齢に比べてデーモン閣下を加えた平均年齢は

100,056 / 3910 = 25.6

歳上がる!

ボーカリストの平均年齢が大体25歳くらいだろうから、閣下のおかげで平均年齢が倍近く膨れ上がる。見方を変えれば、日本の歌手が生きてきた時間すべてを閣下は生きてこられたということ。むしろ閣下はボーカルを束ねてらっしゃるみたいな存在なのかも?

京都大学大学院情報学研究科1回/Twitter→@KojimaQK