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こんにちは。ライターの一等兵です。

みなさま、もう初笑いは済ませましたか? 僕は、毎年大晦日の「ガキの使い」を録画して、年が明けたあとにひとりで集中して見ることを何よりも大切にしているのですが、それが2017年の初笑いでした。

そんな2017年が明けてまもなく、僕にとって最高のニュースが流れてきました。そうです、
「ラーメンズのコント動画100本無料公開」です。

しかし、この「ラーメンズ」、最近はコンビとして活動することもほとんどないため、見たことがない・知らないというひとも多いのではないでしょうか。ただ、もう大丈夫! この記事を読んで、ラーメンズの動画を見ましょう。見ないと人生絶対に損しますよ。

ラーメンズとは?
小林賢太郎(こばやしけんたろう)・片桐仁(かたぎりじん)の二人からなるユニットで、ボケやツッコミといった形式から離れて、独特の世界観のなかに観客を引き込むようなコントの作風が特徴です。

Via http://www.twinkle-co.co.jp

ラーメンズは、はじめNHKの「爆笑オンエアバトル」(1999年~2010年)で人気に火が着きました。しかし、その後は「テレビに出演せずに、劇場でコントをやる」というスタイルを貫き、メジャーではないけれど「知る人ぞ知る」存在になっていきます。

現在では、ラーメンズというユニットでの活動は数少ない公演を除いてはほとんどなく、代わりに劇作家・小林賢太郎と俳優・片桐仁というそれぞれのソロ活動がメインになっています。

そんな彼らの面白さ・魅力は、言葉に対する独特の感性と、「日常のなかの非日常」ではなく「非日常のなかの日常」を描く作風のなかにあります。

彼らの作風が僕はほんっっっとうに大好きで、中学から高校にかけての時期は、いつも家で暇になると公演のビデオを繰り返し見続けていました。自分の言語感覚や頭の使い方が、この頃の病的なラーメンズへの没頭のなかで形作られたことを、最近つよく実感しています。

彼らの作品のなかで、言葉に対する独特の感性が一番よく出ているのが、「日本語学校シリーズ」でしょう。

そのコントは、かつて「千葉・滋賀・佐賀」や「おでん・うでん・おどん」といったタイトルのFLASHにそのまま使用されて大きな話題になったので、記憶している人も多いのではないでしょうか。


これ、実はラーメンズが元ネタだったんですよ。

そして、「非日常における日常」といった作風ですが、これはほとんど彼らのコント全般に言えると思います。私たちとは少し違ったルール・常識のなかで生きている人々をごく自然に描くことで、見ている私たちとのギャップが笑いに変わっていく。それが彼らの面白さの源泉になっています。

そんな彼らの世界観にハマっていくと、それが単なる「お笑い」の枠に収まるものではないことがわかってきます。ときに、ただのコントかと思いきや、最後にははっと息を呑んでゾッとするような終わりかたをしたり、感動の余韻のなかで呆然とするような作品に出会うことになります。

ラーメンズが好きな人の多くは、彼らのことを「お笑い芸人」と言わず、「コント職人」とか「アーティスト」と紹介します。それは、彼らのコントが単なる「笑い」にとどまらない満足感を与えてくれるからなのです。

ということで、ラーメンズの魅力をぜひ直接味わっていただくべく、今回公開された動画のなかからいくつかおすすめのコントを貼っていきます。みなみなさま、少し不思議な、ラーメンズの世界へようこそ。

「日本語学校」

「非日常のなかの日常」というテイストが(タイトルに)よく出ているのは、次の一本でしょうか。

単なるお笑いじゃない! と感じさせてくれるものには、以下のようなものがあります。この二本は、「名作」として挙げられることも多い気がします。

あ、そういえばこれはクイズを出すメディアでした。最後にラーメンズファン向けのクイズをちょっとだけつけておきますね。

サムネイル画像 Via ラーメンズ公式

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この記事を書いた人

一等兵

一等兵です。日常の風景がより素敵に見えるような「視点」をみなさまに与えられるような記事が書ければいいのですけれど……。

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