【後編】スターウォーズ『ローグ・ワン』 ざっくり学ぶ銀河帝国史

こんにちは。伊沢です。
昨日の前編に引き続き、本日は後編をお届けします。

今回は、銀河帝国が成立して専制をふるい、反乱軍がそれに立ち向かう、という時代の話です。一応、前編にも載せた超基本用語をおさらいしましょう。


その前に、キホンの用語から。

フォース
なんだかすごい力。修行して心を鎮めないと使いこなせない。

ジェダイ
正義の戦士。フォースが上手く使える人。銀河共和国の平和を守ろうとする騎士団。

シス
ジェダイに対して、悪の戦士。こいつらもフォースが凄い。共和国に喧嘩を売る。シスになっちゃうことをダークサイドに堕ちるという。

ライトセイバー
ジェダイやシスが使う武器。デザインが色々あるが、色はジェダイが青か緑、シスが赤を基本としている。

銀河共和国銀河帝国
エピソード1~3で登場するのが銀河共和国。多くの星により構成されている。その後銀河帝国を滅ぼし、ダース・シディアス卿ダース・ベイダーが築き上げたのが銀河帝国。

そして、何よりも大事なことが、最初に公開されたのは1ではなく4であるということ。公開は4~6,1~3,7の順で、4~6ではルーク・スカイウォーカーを、1~3ではその父アナキン・スカイウォーカーを主人公としています。7では新たな主人公レイを迎えています。

さてさて、それでは早速内容に参りましょう。今回もカンタンな復習テストを最後につけてあります。

【注意!】ここからは、激しすぎるネタバレのオンパレードです。スター・ウォーズ本編のストーリーを楽しみたい方は避けてください!

エピソード4 新たなる希望

概要:ルーク・スカイウォーカーの旅立ち

銀河帝国がハバを利かせてからしばらくが経った。銀河帝国最強兵器であるところの宇宙要塞デススターの設計図を、反乱軍が盗み出すことに成功した。
その設計図を運んでいた反乱軍指導者の一人レイア・オーガナは、ダースベイダーらに襲撃され拿捕(だほ)されてしまう。すんでのところで設計図はドロイドロボットR2-D2に託され、遠い友人であるオビ=ワンのもとへと送られるのであった。

さてさて、舞台は砂の惑星・タトゥイーン(アナキンの故郷)。ここにすむ青年ルーク・スカイウォーカーは、ジャンク商に捕まって売り出されていたR2-D2とその相棒C-3POをたまたま購入し、偶然にもレイアのメッセージを再生する。
ルークはメッセージに導かれるままオビ=ワンと出会い、オビ=ワンはルークの父アナキンライトセーバーを(アナキンがダースベイダーであることは伏せつつ)ルークに渡して、一緒に戦うことを促す。

農場手伝いの仕事をしていたルークは一旦その誘いを断るが、農場を経営していた叔父と叔母は、R2-D2を追ってきた帝国軍に殺されていた。
これをうけてルークはジェダイの騎士になることを決意。レイア姫がとらわれている惑星オルデラーンへ、オビ=ワンや途中で雇った密輸商人ハン=ソロと共に向かうのであった。

オルデラーン付近まできた一行だったが、星はすでにデススターのビームで破壊された後。しかもデススターに捕まってしまい、内部に入らざるを得なくなった。
レイアがデススター内に居ることを知った一行は、デススター内にある脱出用のスイッチを押しがてら救出を行うことにして、内部へと侵入していく。なんとか上手くいったのでレイアを連れて船に戻る一行だったが、船の前にはダースベイダーが立ちはだかっていた。

ここで、オビ=ワンダースベイダーが刃を交える。エピソード3から見れば、オビ=ワンとアナキンの再戦と言うかたちになる。
ルークが船に乗り込んだのを見届けたオビ=ワンは、師であるクワイ=ガンが生み出した霊体化の秘技を使い、ダースベイダーに切られたと同時にフォースと一体になった。肉体の死と引き換えに、フォースとしてルークのそばにいる道を選んだのだ。戦いは引き分け?

その後、無事デススターの設計図を本拠地に持ち帰った反乱軍は、弱点を発見、大規模な戦闘機部隊でデススターに乗り込み、ベイダーとの空中戦を制したルークがデススター破壊に成功するのだった。


記念すべき第1作であり、SFの常識を作り上げたとさえ言える作品。使われているのはCGではなくSFXである。
新3部作と比べること自体が間違っているものの、レイア姫のビジュアルはパドメに比べて幾分残念なような……。

エピソード5 帝国の逆襲

概要:ルーク、真実を知り苦悶

デススターを破壊された銀河帝国軍は、反乱軍への攻勢を強めた。反乱軍は撤退傾向にあり、宇宙中にばらまかれた帝国軍の偵察ドロイドの目を避けながら秘密基地で活動していた。
反乱軍の大基地がある氷の惑星ホスも、偵察により見つかり戦闘が勃発する。一進一退の戦いの中でソロレイアは基地から脱出、またルークも霊体であるオビ=ワンの指示で惑星ダゴバにいるヨーダの下へと向かった。

ルークと初対面のヨーダは、ルークの幼さに危険を感じるも修行を開始。しかし修行は思うように進まず、ルークもまた自己の中に眠る暗黒面に気づき恐怖を覚えた。
一方でソロとレイアは不時着と脱出を繰り返しながら恋仲を深め合う。ソロの友人ランドが治めるクラウドシティに身を置いた一行は、ランドの裏切りによりダースベイダーに捕まり、ソロは炭素冷凍され機能停止、レイアも捕縛・護送されてしまう。

そのことをフォースの導きで知ったルークは救出に向かい、ついにベイダーと対戦。そして、いままで「父の仇」と教えられてきたベイダーが、実の父であることをベイダー自身から告げられるのであった。
父の強大なフォースに圧倒され、右手とライトセイバーを失うルーク。ベイダーはルークを暗黒面へと誘う。その誘いを断り、身投げしたルークだったが、間一髪でレイアにより救出されたのだった。


旧3部作の中では、一番めまぐるしい動きのある作品。新3部作から見始めてしまうと、CGではなく人形仕立てなヨーダに若干がっかりすること請け合いなので、やはり4から見るのがオススメ。

エピソード6 ジェダイの帰還

概要:ルーク最終戦、悪の枢軸に勝てるのか

ベイダーとの戦いから1年が経ち、ルークは故郷のオビ=ワンの家に隠れ住みながら修行を積んでいた。
かつてクラウドシティを治めていたランド(エピソード5の途中で改心して仲間に。ジャンプか!)やレイアハン=ソロを取り戻すべく、炭素冷凍されたソロを保有している悪党ジャバ・ザ・ハットの下に赴いていたが連絡が途絶えたため、ルークもジャバを訪れた。
すると、レイアはジャバの奴隷になっており、ランドもソロ奪還の機会をつかめずに居たのだ。一度は捉えられてしまったルークも、最後にはジャバ一行を葬り去り、仲間全員の奪還にも成功したのだった。

この一件で成長を見せたルークは、いよいよヨーダの下を訪れて修行の再開を願い出た。しかしヨーダは病床に臥せっており、「技術的に教えることは何もない、ただベイダーに勝たないと真のジェダイにはなれんよ」と告げ、霊体となった。
父との対決を思い悩むルーク。しかも、ここでオビ=ワン(霊体)からレイアが実は双子の妹であることまで教えられる。色々と思い悩んだ結果、「父は1年前ボクを殺さず誘ったのだから、まだ善の心があるかも!」と思い、戦いを決意するのだった。

ルークは、父との対話のために自ら帝国軍の捕虜となる。対面したベイダーを説得するが、返ってきたのは「皇帝には逆らえぬ」という答え。そのまま皇帝シディアス卿からも暗黒面に誘われるが、ルークは明確に拒否した。

反乱軍は、建造中だった新デススターの弱点をまたしても入手し、総攻撃を仕掛ける。しかしそれはシディアス卿による罠であり、反乱軍は苦境に立たされていた。
そのことを告げられ、湧き上がる怒りでベイダーと戦うルーク。怒りで増幅されたその力で父ベイダーの手を切り落とし圧倒する。そこで、シディアス卿はルークに「父を殺し、皇帝のより強い弟子として生きる」よう誘った

暗黒面に落ちそうなルークの目に、切り落とされた父の義手が映る。それはかつて父に腕を切り落とされた自分と同じ、義手。父と自らのつながりを思い出し、父の犯した過ちを二度とは繰り返さない、とルークは強い意志を取り戻した。
戦いと憎しみを放棄したルークはシディアス卿の前になすすべもないが、その姿に心を打たれた父・ベイダーが捨て身の攻撃でシディアス卿を葬る。
ここに銀河帝国は中枢を失い、滅びることとなった。

自らも瀕死の重傷を負ったベイダー改めアナキン・スカイウォーカーは、仮面を外し、息子ルークと初めて素顔での対面を果たす。最後に父が見せたのは、やわらかな笑顔であった。

そして、反乱軍も激戦の末帝国軍に勝利。ついに銀河帝国は滅亡し、平和が訪れたのだった。


先程「幾分残念」と述べたレイア姫も、なぜかこの作品ではキレイに見えるから不思議(主観?)。
なのにルークはジェダイとして成長しすぎて愛とか恋とかには興味なし。ソロとレイアをただ祝福するだけのいい人になっています。


ここまでが「旧3部作」。物語時系列的には「新3部作」の後に回るものの、制作順は先でした。
そしてこの6本の続編に当たるシリーズが、2015年から公開されているのです。

フォースの覚醒

概要:新勢力ファーストオーダーを相手に、新主人公レイがとにかく翻弄される

銀河帝国滅亡から30年新・銀河共和国が治める新しい銀河世界でも、帝国軍の残党による「ファーストオーダー(以下FO)」が台頭し、新たに銀河の覇権とルークの命を狙っていた。
銀河共和国も将軍となったレイアを中心にFOに抵抗していたものの、ルークは弟子が暗黒面に落ちたことを気に病み、行方をくらましていた

ところで、こちらは貧困の惑星ジャクー。ゴミあさりで生計を立てる若い女性レイは、ある日ドロイドのBB-8と出会う。
後日、FOに追われていた青年フィンと出会ったレイとBB-8は、BB-8の中にルークの居場所の手がかりとなる地図が仕込まれていることを知った。しかし直後にFOが攻撃を仕掛けてきたため、逃げ込んだジャンク置き場にあった戦闘機で宇宙へと脱出することになる。

なんとか宇宙空間へと逃げ延びた彼らは、しかしすぐに他の大型船に捕まってしまう。その大型船の乗組員は、かつてルークとともに銀河を救ったハン=ソロだった。レイたちが乗っていたのはかつてのソロの船ミレニアム・ファルコン号であり、ソロは盗まれたそれを探していたのだった。
その後、ソロとともに地図を確認したレイだったが、地図は不完全なシロモノ。ひとまずBB-8をレイアに届けるべく、ソロは頼れる友人の住む惑星タコダナに向かった。

タコダナの酒場の地下にあった貯蔵室から、レイは突如として導きを受ける。呼ばれるままにそこへ向かうと、置いてあったのはアナキン、そしてルークが使ったライトセイバー。それを握った瞬間、フォースがレイに強烈なヴィジョン(エピソード1~6イッキ見)を見せる

その直後、惑星タコダナはBB-8を追ってきたFOの襲撃を受ける。一時は窮地に立たされたソロたちも、将軍レイアらの救援により事なきを得た。ただひとり、レイがシスの力を持つFO幹部カイロ=レンに連れ去られたことを除いては。
久々に再開したレイアとソロ。かつて夫婦だった2人の息子は、他ならぬカイロ=レンであった。道を踏み外した息子を取り戻すことをレイアに誓ったソロは、FOの基地へと向かうのだった。

レンに囚われたレイはフォースによる尋問を受けるが、逆に自らもフォースを使えることに気付き独房から脱出してソロらと合流する。
それと同時にレイアらが率いての攻撃がFOの基地に行われるが、状況は芳しくない。ここでソロが、自らが潜入して基地に爆薬を仕掛ける、と言い出した。

その道中、ソロは息子レンと遭遇し、フォースの暗黒面を離れるよう説得する。悩むレンであったが、遂にソロをライトセイバーで突き殺してしまう。しかしソロの活躍によって基地の破壊に成功、戦局は好転した。

その後、崩れ行く基地を脱したレイは、執拗に追ってくるレンと相まみえる。一時は窮地に立たされるも覚醒したフォースで反撃、勝負が五分となったところで地面の崩壊が起こり、双方とも脱出して痛み分けとなった。

勝利を祝い、ソロの死を悼むなかで、ルークが去った後眠りについていたR2-D2が起動した。その中にあったルークの居場所を示す地図をBB-8のものと合わせたことでルークの居場所が判明する。

ラストシーン、遠い惑星の断崖の上で、レイはひとりの老人と対面していた。レイはライトセイバーをその男に向かって差し出し、老人ルーク・スカイウォーカーはそれを険しい目で見つめていた。


俗称でエピソード7と呼ばれているこの作品ですが、正式にはエピソードナンバーが割り振られていません。これがどういうことなのか、今後の展開にも注目です。

初めての女性主人公を演じたデイジー・リドリーは、その精悍さとスタイルで大人気。一方、カイロ・レンを演じたアダム・ドライバーは今をときめく売れっ子役者なのですが、すぐ仮面を外す上にイマイチかっこよくなく、ボクのまわりでは不評を買っていました。
あとは、レイ、レン、レイアなど、名前がとにかくややこしくなった印象です。説明しづらい……。


さてさて、ここまで長い銀河の歴史を巡ってきました。
これで『STAR WARS』が大体どのような流れで、今回公開される『ローグ・ワン』がどの辺のお話なのかを感じていただけたと思います。

とはいえ、これを全て覚えている必要はありません。前編のクイズを合わせて、出題した内容さえ最低限押さえておけば、『ローグ・ワン』を十分に楽しむことができると思います。
では、本日の復習クイズに参りましょう。

あなたの結果を表示するためにクイズを共有 !


あなたの結果を表示するためにあなたについて教えて下さい!

【後編】スターウォーズ『ローグ・ワン』公開! 今から学ぶざっくり銀河帝国史 %%total%% 問中 %%score%% 問正解でした!

あなたの結果を共有する



いよいよこれでアナタも銀河への扉を開きました。あとは、スター・ウォーズが持つ魅力の地平へと旅立つのみです。

May the FORCE be with you. フォースとともにあらんことを!

QuizKnock発起人/東大農学部大学院1年・伊沢拓司と申します。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

 

ABOUTこの記事をかいた人

QuizKnock発起人/東大農学部大学院1年・伊沢拓司と申します。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。