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 おつかれさまです、柳野とうふでございます。

 突然ですが皆様、都道府県の名前の由来ってご存知ですか?
 地名には名前の由来があるもので、都道府県の名前も当然同様であります。でも出会う機会が多い地名ではあるものの、意外とその由来までは知らないものも多いのではないかと思います。

 例えば、首都である「東京」は、西にある京都(江戸時代までは単に「京」と呼ばれることが多かったようです)に対する「東の京」ということで、明治維新の際に付けられた名前です。
 西の大都市である「大阪」は元々水が豊富で良質なお酒が作られる地であったことから「御酒(おさか)」と呼ばれており、これが変化して「おおさか」という名前になりました。
 また、最北の地である「北海道」は、明治期にこの地を日本の領土に加える際、先住民・アイヌの人々の自称である「カイ」と、北方民族を意味する「蝦夷(かい)」との意味合いを込めた「北加伊道」という命名案に手が加えられ、名付けられたものです。

 

 

……さて、今もっともらしく語った由来の中には1つ、私がでっち上げたウソがあったのですが、気付きましたか?
 「大阪」の地名は現在の大阪城が位置する辺りが台地となっており、坂が多かったことから「大坂」と呼ばれていたことに由来し、「坂」の字が「土に反(かえ)る」で死をイメージさせることから「阪」の字に替えられるようになっていったといいます。

 普段耳にするような地名の由来には、昔の記録と合わない不正確なものも案外多いです。しかし、我々正確な知識を奉じる者としてはそういった「ウソ由来」をただただ受け入れるというわけにはいきません。「ウソ由来」を披露されたときにはきちんと「ははーん、こいつはウソを吐いているな」と切り捨てる感覚を持っていなければならないのです!

 というわけでこの記事では県名の由来の判別を通して、正しい由来を見抜く感覚を養って(?)みましょう。県名の由来を述べた文章が正しいかどうか、◯×で判定していってください。
 間違った由来の方は全部私が創作したでまかせなので、たほいや的に解いていくこともできるかもしれませんね。それではいざ、ウソを断罪する第一歩を!

 どうでしたか。現在の都道府県名は明治に入るときに県庁の所在地などから新しく定められたものが多いのですが、それも元をたどると意外と古く由来があったりするのです。
 まだまだ完全に由来が解明されていない県名も多いのですが、これを機に自分の住んでいる土地の名前の由来を調べてみても面白いかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

柳野とうふ

東大で美術史学を専攻している東京大学OBです。マンガとか専門の本とかを読んでるときに「知らない単語」に出会った感動を共有したいがためにクイズを作ってるところが多分にあります。絵は見るのも描くのも好きです。

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