QuizKnock

アプリで記事をもっと見やすく

インストールする

カテゴリ

ログイン

第3章:死後の審判

第3章は、「死後の審判」。

古代エジプト人は、死後に再生・復活をし、永遠の生命を得ることを求めていました。「遺体がなくならない限り、人間はまた復活できる」と考え、ミイラづくりをするようになります。

死後に復活するための必需品「死者の書」

死後、確実に再生・復活ができるよう、呪文を記した「死者の書」と呼ばれる巻物が、副葬されました。「死者の書」は、死者を復活させるための呪文が、およそ200章に渡って書かれています。死者が復活するまでの流れは、アニメーションで紹介されているので、そちらをぜひ。

《タレメチュエンバステトの『死者の書』》プトレマイオス時代初期、前332〜前246年頃

「死者の書」によると、死者の復活を保証するのは、オシリス。第1章で紹介したように、オシリスは「ヘリオポリスの九柱神」の一柱で、冥界の王です。展示されている「死者の書」でも、緑の顔に、白い包帯で巻かれたミイラ姿のオシリスを見つけることができます。

第3章までくると、今まで見てきたものを見つける楽しみが味わえますね。

もっと神様を探そう!

このエリアで最も目立つのが、《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》。展覧会のポスターにも使用されているので、これを楽しみに来る方も多いのでは。

古代エジプトの歴史の中では新しい、ローマ支配時代のミイラ・マスク。このパレメチュシグという男性の髪型は、前髪がカールしており、ギリシャ・ローマっぽい顔立ちです。ローマ支配下でありながら、キリスト教文化が入る以前なので、描かれている世界は古代エジプトのもの。異文化の融合のような展示品に、注目です。

《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》ローマ支配時代、後50〜後100年頃

よく見ると、オシリス神や、イシス女神の姿も見つけることができます。エジプトの神々は見た目が特徴的なので、第1章でしっかり覚えて、その後の展示で探してみると楽しいのではないでしょうか。

そして、このエリアで見逃せないのが、カノポス容器。ミイラづくりの際、内臓が摘出され、この容器に収められます。心臓は、死後の審判に必要なので、摘出はされません。

《タバケトエンタアシュケトのカノポス容器》第3中間期・第22王朝、タケロト2世治世、前841〜前816年頃

カノポス容器の蓋は、ホルスの4人の息子たちをかたどっています。写真左から、ハヤブサ頭のケベフセヌウエフ、山犬頭のドゥアムウトエフ、ヒヒ頭のハピ、人頭のイムセティ。それぞれが、腸、胃、肺、肝臓を守護する神とされています。

中に入れるのは内臓ですが、見た目は結構かわいらしいカノポス容器。これを描いたグッズも展開されているので、グッズエリアも要チェックです。

せっかくなので、グッズも少し紹介しましょう!

オリジナルグッズを買おう!

まず、紹介したいのは、「古代エジプト展 天地創造の神話 公式ハンドブック『QuizKnockとめぐる古代エジプトの世界』」。

そう、QuizKnockが製作した、展覧会の公式ハンドブックです!(パチパチ)

古代エジプトのキホンのキを、楽しく、わかりやすく解説したハンドブックです。ぜひ、展覧会の内容を思い出しながら、ハンドブックも楽しんでください。ヒエログリフで「クイズノック」と書いたシールもついてきます!

QuizKnockコラボグッズには他にも、ヒエログリフデザインのボールペンやハンカチなど。そして、展覧会限定のオリジナル謎解きも! ぜひ、アヌビスと冥界の扉を開く謎に挑戦してください。

コラボグッズ以外にも、魅力的なグッズがたくさん。展示品が描かれた、ポストカードやクリアファイルももちろん、クリアしおり、マグネットなどもあります。最近はいろんなグッズで見るようになった、マスクもありますよ!

ぜひ、展覧会の記念に、グッズをお買い求めください♪


「古代エジプト展 天地創造の神話」、興味を持っていただけたでしょうか。ぜひ、展覧会にお越しいただき、古代エジプトの世界を楽しんでください!

※会場の開館状況にともない、開催期間が変更になる場合がございます。最新情報は、公式サイトでご確認ください。

展覧会公式サイト:https://egypt-ten2021.jp/


余談ですが、私は、展覧会に行った際「いかに自然に展示品と写真を撮るか」という遊びをします。

今回目を付けたのが、鏡。ケースで覆われた展示品でも、裏面まで見られるようにと、後ろに鏡が置かれたものがいくつかあります。

後ろに鏡が置かれた展示品のひとつ《アクエンアテン王の立像胴部》。背面には、銘文が書かれており、鏡を使ってみることができます。せっかくなので、自撮りをします

なんと、いい感じの位置で撮ると、アクエンアテン王になりきれます。私(165cm)は背伸びをしてギリギリでした。ぜひ、自分のベストポジションを見つけてください。

それでは、いろんな方法で、展覧会を楽しんでくださいね!

参考文献

  • 「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」公式図録
  • 古代エジプト展 天地創造の神話 公式ハンドブック『QuizKnockとめぐる古代エジプトの世界』
  • 近藤二郎著(2012)『知識ゼロからのエジプト入門』幻冬舎
  • ビル・マンリー著、近藤二郎訳(2014)『はじめてのヒエログリフ実践講座』原書房
  • 近藤二郎著(2020)『古代エジプト解剖図鑑』エクスナレッジ
2

この記事を書いた人

山森 彩加

東京理科大学卒業生の山森です。在学時は天文研究部でプラネタリウム解説をしていました。三鷹の国立天文台で展示解説をしたり、科学館で解説をしたりもしました。日常のなかに“楽しい”や“おもしろい”を見つけられるような何かを発信していければと思います。学士(理学)。

山森 彩加の記事一覧へ