東大生の本棚 vol.7【三守編】番外編 慶應生の本棚

こんにちは、三守です。

面白いクイズの記事を書くためには、日頃から様々な情報に触れておくことが必要不可欠。読書の大切さについては、僕も十分に認識しています。

しかし、かつて読書家だった僕の読書量は年々減る一方です。小中高時代は通学の電車内で必ず本を読んでいましたが、最近は電車内ではもっぱらスマホで医師国家試験の過去問を解くばかり。

そんな自分を戒め、再び読書への情熱を呼び起こすためにも、今までに読んで面白かった本を紹介したいと思います。

『福翁自伝』福澤諭吉

「慶應生の本棚」というタイトルの記事にこの本がなかったら、関係者に怒られそうですね。慶應義塾では一貫校を卒業すると配られる本で、我が家にも複数冊あります。

幕末から明治時代にかけて、新しい思想の先駆者として日本を導いた福澤諭吉。彼が晩年に記した自叙伝が『福翁自伝』です。近代史の貴重な資料であるのはもちろんですが、単純に読み物として面白いです。

僕が気に入っているのは、福澤諭吉が咸臨丸に乗って初めて渡米するシーンです。床に敷いた絨毯を見て、「珍しい品物の上を土足で歩くなんて」と驚いたり、飲み物に入った氷を見て「4月に氷があるはずがない」と驚いたり。福澤諭吉が当時に味わった驚きを、150年以上経った今でも新鮮に味わうことができるのです。

「こういう古い本って苦手なんだよなぁ」という方ほど、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

歌野晶午による傑作ミステリー小説。ガチの恋愛小説みたいなタイトルと表紙で、なかなか手に取りづらいという方も多いでしょう。冒頭の一文もなかなか強烈で(ここには書けない)、読む人を選ぶ本なのかもしれません。

肝心の内容ですが、できるだけ事前情報を入れないで読んだほうが面白いと思うので、敢えて触れないでおきます。ネットで検索するとあっさりネタバレを踏んでしまうので要注意。

すべて読むと、著者がなぜ「恋愛小説のようなタイトル」「強烈な冒頭の一文」を用意したのかが分かるようになっています。賛否両論ある本作ですが、お手にとってみては?

その他、賛否両論あるけど僕は面白いと思ったミステリー小説には、道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』があります。こちらも併せて読んでみてください!

『生物と無生物のあいだ』福岡伸一

高校時代に読み、医学部に進学したいと思うきっかけの1つとなった一冊。本屋でみかけてもスルーしてしまいそうな地味なデザインの表紙ですが、その内容は非常に興味深いものでした。

生物とは何か?」をテーマに、偉大な生物学者たちの足跡を紹介しています。知識がなくても読めるように書かれていますが、専門用語が多いため、高校生物の内容をざっくり理解してから読むとより楽しめるかも。

DNAの構造解析に貢献するも脚光を浴びずに亡くなった女性学者を描いた「ダークサイド・オブ・DNA」など、学校では教えてくれない「生物学会の闇」を扱った章も。

ラストの一文を読んでからタイトルを見直すと、思わず唸ってしまうのではないでしょうか。

『地球の歩き方』シリーズ

ラストは、まさかの旅行ガイドブック。「ガイドブックは本じゃない、ふざけるな!」と思う方も多いでしょう。実際、小中学校の読書感想文でこれを課題図書にしたら、先生に怒られると思います。

しかし、僕はこれをガイドブックとしてではなく、普通に本として読みます

例えば、「ペルーってどんな国?」「どんな料理、観光地があるの?」と疑問に思ったとき、地球の反対側にあるペルーまで確かめに行く時間もお金もありませんよね。

そこで役立つのが旅行ガイドブック。ペルーの観光地や料理が、カラー写真付きで紹介されています。1冊たった2000円で海外旅行した気分になれるんですよ?最高じゃないですか?

数ある旅行ガイドブックの中でも、『地球の歩き方』は情報量が圧倒的。ペルーであれば、世界遺産マチュ・ピチュの語源や発見者の名前まで知ることができます(ちなみに語源は「年老いた峰」、発見者はインディ・ジョーンズのモデルとなったハイラム・ビンガムです)。

もちろん観光地は自分の目で見ることも大切なので、時間さえあれば実際にその国にも行きます。ただ、なかなか長期休みがとれず……。僕の家にはこうして集めたガイドブックがたくさんありますが、行ったことがあるのは半分くらいですよ。

以上で紹介を終わります。1つでも気になった本があれば、お手にとってみてください!

慶應医学部の三守賢(みもり・けん)です。馬術部所属。知っておくべき知識から意外な雑学まで、様々なジャンルの記事を扱っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

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