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アメリカを飛び回る

夢の国の裏側まで見られた(笑)(木多)

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伊沢「今の高校生クイズの醍醐味は、アメリカ各地を飛び回る旅路かと思います。今回の観光で楽しかったスポットや移動日の過ごし方、そこでの思い出はありますか?」

ワシントンでリンカーン記念館に行くことができて、他のどの場所を訪れた時よりも「アメリカ」を感じました。

今年は本当に色々なところに行けましたね。 まずはロサンゼルスから始まって、アナハイムのディズニーランドは開演前から入園出来て、夢の国のあまり見たくないところまで見ることが出来ました(笑)

フリーフォールが日本の何倍も怖くて、できることならまた行きたいと思っています。

伊沢「羨ましい!僕は2度めの優勝賞品としてアメリカに行ったんですが、各地に行けたわけではありませんでした。リンカーン記念館は行きましたが、ディズニーまでとは……!」

今年はバスでの移動が非常に多く、800㎞のバス移動が何日も続いたりと、アメリカの大きさを身をもって感じました。 毎回どこへ行くかを知らされないので、トイレ休憩で降りたところが異常に暑くて場所見たらデスバレーの近くだったりとか。

移動日は雑談と睡眠をただ繰り返していました。男子校の「こじらせ話」でかなり盛り上がり寝ずに話し込んでいたのは思い出深いです(笑)。

2時にホテルについて、6時に集合

伊沢「お二人にとっては2度めの旅だったと思います。それによって何か変わったことはありましたか?」

アメリカのスケールの大きさにさほど驚かなくなったことです。前回よりも長い間旅していたにも関わらず、撮った写真の枚数は前回よりも少なくて。

二回目の旅だったのですが、今年のほうが日程的にきつかったです。 クイズをしては800㎞のバス移動などが何日も続き、夜中の二時にホテルに着いて、朝の六時に集合というとんでもないスケジュールもありましたね。

伊沢「僕のころはホテルでの時間がたっぷりあったんですが、その予定だと余計に厳しいですね……!」

戦友とのふれあい

植田くんの泣きそうな顔は今でも忘れられません(中島)

伊沢「他校のメンバーとのふれあいは楽しかったですか?印象に残った人などがいたら教えてください。」

最初、開成高校の二人からは敬語で話しかけられていたのですが、高校が減っていくにつれて距離は近くなって、今では植田君から「おい、木多」と言われるまでになりました、先輩なのに(笑)。

全員が全員キャラが立っていて、笑いが絶えませんでした。新潟高校の高橋さんはあんなに可愛いのに素直で努力家で、愛おしさが爆発しそうでした。

IMG_3962リンカーン記念館にて

伊沢「休憩時間があまりなくても、戦いの中でお互いを知っていくんですね。みんなで遊んだりとかは?」

最初数日はクイズをしていたところもあったようですが、全体的には人狼ゲームが第一位だと思います。

基本的には、トランプなどのカードゲームや人狼などをしていました。 最終日は、何かドッキリをしようということになって。

伊沢「ドッキリ!それはまた、斬新というか……」

最初は灘高校の猪俣君をターゲットにしていたのですが、やっぱり開成の植田君をターゲットにしようという後藤君の提案で、植田君に逆ドッキリをしかけました。

始めは数人で灘高校の猪俣君に仕掛けるつもりだったのですが、開成高校の後藤君が「遥大(植田くん)に逆ドッキリをしよう」と言い出し、ニセ仕掛け人の植田くんに猪俣くんが本気で怒ってしまうという計画になって。

それで、みんなに協力を頼んで、念入りに準備をして決行しました。 結果は、猪俣くんが迫真の名演技を披露してくれて大成功で。逆ドッキリだと知らされた植田くんの泣きそうな顔は今でも忘れられません。

「これが最後になると思うから、今までありがとう」(中島)

伊沢「優勝者としては、やはり日を追うごとに仲良くなったメンバーがいなくなってしまい、それを見送るのが仕事になってきます。思い出や出来事などあれば教えてください。」

日本にいる段階から灘や東大寺と共に行動することが多かったので、東大寺が去っていく時は悲しかったです。 見送った後に、「この先も大変だと思いますが、応援しているので頑張ってください」とメッセージが届き、少し泣きそうになりました。

海外第一ラウンド(ディズニー)が終わった後、敗退してしまった高校と過ごせる最後の夜だからと皆で夜更かしをしたんです。二日続けてクイズをすることはないだろうって考えたので。

伊沢「そうですね、昔からクイズが行われるのは一日置きで、収録後は夜まで遊ぶのが恒例ですね。」

そうしたら、次の日連れていかれた先に解答台があって唖然としました。メンバーの中には一睡もしなかった為調子がだせなかった人もいて、少しかわいそうでした。

伊沢「仲良くなった相手が翌日にはいなくなってしまうのも、シビアな勝負の一面ですね……。自分たちが消える側になるかも、という恐怖はどうでした?」

私は毎試合、木多くんに「これが最後になると思うから、今までありがとう。」と声をかけるくらいには自信がなかったので、見送る寂しさだけではなく「勝ち抜いてしまった」やるせなさも人一倍感じていました。 勝ち抜けた瞬間は喜びでいっぱいなのですが、試合が終わる時は辛かったです。

伊沢「そういえば、旅の途中にはいろいろな食事が出ますよね?アメリカではどんなものを食べましたか?」

去年は野菜をほとんど食べられなくて困ったんですけど、そういう意見を反映してなのか、今年はアジアン料理や和食が多かったです。 最終日の一番最後の食事がタイ料理のお店で、最後くらいアメリカらしい物を食べたかったと皆文句を言ってました。

プロデューサーさんが食事先を選ぶのですが、それがどれも微妙な味で苦労しました。ニューヨークのメインストリートで食べた微妙なラーメンの味は今となっては良い思い出です。

伊沢「う〜ん、僕はずっと仕出し弁当だったので羨ましいと思ってましたが、意外と良かったのかも?旅ならではの苦労がありますね……」

(後編【攻略編】に続く……)

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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