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「重傷」と「重体」

どちらも全治1ヶ月以上の怪我に対して使われる表現ですが、命の危険があるかどうかによって使い分けられています。重傷は大きな怪我だが命の心配はない場合で、重体は命の危険がある場合に使われます。   ちなみに、「全身を強く打って」「頭を強く打って」などの「強く打つ」とは、該当部位が激しく損傷していることを表しています。恐ろしや……。

「わいせつな行為」と「みだらな行為」

どちらも性的な行為に対して使われる表現ですが、実際に性交があったかどうかによって使い分けられています。わいせつな行為は性交なし、みだらな行為は性交があった場合に使われます。

問題文の「強引にキスをしたり体に触れたり」というところは生々しさが出てしまっています。このような表現を「わいせつな行為」と言い換えることによって、報道では生々しい表現を避けているわけですね。

「死体」と「遺体」

身元が判別しているかによって使い分けられています。死体は身元が分からない、遺体は身元が分かっている場合に使われます。

ただし、最近では遺体の方が丁寧な表現だということで、身元の分からない人の亡骸を遺体と言う場合もあるようです。

「政府首脳」や「政府筋」

これらの表現は、重要な人物が公式な場ではないところで言ったことの発信源として使われます。いわゆるオフレコというやつですね。

政府首脳は内閣官房長官、政府筋は内閣官房副長官の発言を指すとされています。

ただしこれらは慣例上のもの。誰が発言したのかを完全に特定するわけではありません。首相や首相の周りの重要人物の発言ぐらいに捉えておくのがいいように思います。

「○○のようなもの」

これは「使われた道具がまだ見つかっていないため、断言を避けている」表現です。事件現場から推測できる道具として○○のようなものという表現になっています。

ちなみにバールは一般名詞ではなく商品名です。一般名詞としては鉄梃(かなてこ)といいます。

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この記事を書いた人

Suzuki Yosuke

鈴木です。東京大学大学院工学系研究科卒。東京大学クイズ研究会OB。高校時代にリーダーの伊沢に率いられ高校生クイズで優勝しました。現在記事の執筆は行なっておりません。

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