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2021年も気づけば2か月が過ぎてしまいました。早いものですね。

こんにちは、QuizKnock編集部です。

新型コロナウイルス感染症の流行が拡大して、私たちの生活が変わってから1年が経ちました。この期間、東大生は何を考え、どう過ごしてきたのでしょうか。

今回は「新型コロナウイルス」(以下、コロナ)に関する東大生のホンネをお届けします。今回も質問が盛りだくさんだったため、前後編でお送りします。

※このアンケートは2021年1月に実施したものです。

76%の東大生が「コロナは怖い」

東大生の7割以上が「コロナが怖い」と回答したことには少し驚きました。「はい」と回答した理由を見ていきましょう。

感染者の話や後遺症の話が深刻なため。最近変異株が多く見つかっており、感染力が高い、重症化率が高い、等悪い変化のものもあるため。

若者の死亡率は低いため自分がかかることに関してはあまり怖くないが、両親や祖父母がコロナにかかると考えると、迂闊な行動もできず怖い

症状というより、感染した時に社会から受ける評価が怖い

一方、「いいえ」と回答した理由はこちら。

感染症に対して怖いと感じたところで現状から変化することはなく、具体的に対策を考えてほうが生産的だと感じる。

歴史的に見ればこの程度の感染症拡大は決して珍しいものではない。ある程度対策ができる感染症より、突如来る天災の方が怖い

免疫学の研究を行っているため、自分の研究テーマとは関係ありませんでしたが、新型コロナウイルスで新たにわかったことに関する論文については目を通すようにしていました。

感染リスクを軽減させて、もし感染してしまったときの対処法について考えていたので、そこまでコロナウイルスに対する恐怖心はありませんでした。

「はい」、「いいえ」ともにちゃんと情報を収集し、状況を見極めていることがよくわかる、冷静な意見が多くあったことが印象的でした。

実は、「はい」でも「いいえ」でも共通していた意見が「自分がかかるのは怖くないが、周りに移してしまうことが怖い」「コロナよりも、コロナにかかって向けられる視線の方が怖い」というもの。

周りに移すのが怖いから「はい」、自分がかかるのは怖くないから「いいえ」といった選択により、「はい」と「いいえ」で意見が分かれたようで、考えていることはどちらも似ているようです。

東大生は政府の対応をあまり評価していない?

日本政府の対応については、「良い」と回答した東大生はわずか1割という結果に。低評価をした東大生の意見はこちら。

全てが後手に回っている印象がある。また強いメッセージを感じない。

それぞれの決定に関する理由が明言されないことが多い。見通しが楽観的すぎるように感じる。

政治家が積極的に会食をしていることには呆れ果てる。

税金の使い方が不透明な上にアベノマスクの失策、給付金は一回のみ、GoToトラベルでの感染拡大、首相の低質な会見、オリンピックの推進など、不満しかない。

感染拡大が比較的落ち着いていた第1波と第2波、第2波と第3波の間に、感染再拡大に備えるための様々な施策を打っておくべきだったにも関わらず、それが非常に不十分であった。

具体的には、医療従事者の確保・医療機関への物的・経済的な支援、コロナ病床の確保、病院ごとの役割分担などをおこなって医療体制を強化し、規模や業種を問わず売り上げが大きく落ち込んだ事業者にその一部を補填する仕組みを確立しておくべきだった。

第3波で生じている様々な問題の原因のひとつに、政府の対応の不十分さも少なからずあると考える。

対策が後手に回っている」「世論に左右されすぎている」「税金の使い方に不満」という意見が多くありました。厳しい意見が多いですが、政治にちゃんと関心を持っている学生が多いということでしょうね。

「どちらでもない」と回答した人の意見はこちら。

初めてのことだらけで仕方なかったとも思いますし、経済と感染拡大防止のバランスは難しいのだと思っています。

規制するならするで徹底的に規制してほしい。もちろん財政的な問題等あることは十分承知しているが、そのための説明が国民に対して不十分なように感じる。一国民としては、正直怖い

一律給付よりも本当に困っている人にお金を使ってほしいと思います。

流行初期は専門家を表舞台に立たせて迅速な対応を行い、日本人の国民性も相まってよく抑え込めていたと思う。反面、専門家の責任が重大すぎる

現在は、もはや我慢の限界に達して緊急事態宣言すらもあまり機能していないように感じる。対応が後手後手だったり、風見鶏的だったりもするが、国民や各自治体の意見が確かに内閣に反映されている。

未曾有の事態であるにも関わらずよく頑張っているとは思うが、改善の余地は大きいと思う。

「どちらでもない」という立場をとった人たちは、「他国と比較し感染者数を抑えられている」という点を評価する一方で、納得いかない、疑問が残る施策も多いというところが評価できないという立場の人が多くいました。

高評価をしていた東大生の意見はこちら。

他の先進諸国に比べたら感染者数も死者数も抑えている方だと思う。

未曾有の事態で正解が存在しない中、経済活動もある程度継続させつつも、他国と比較するとよく抑え込んでいると感じる。会食など、様々な細かな点での問題はあるものの、総合的には良いと感じる。

教育機関の中で1番制約を受けている大学。当事者である東大生は、この対応にどう思うのか伺ったところ、「仕方ない」という意見が半分以上でした。一方で、「不公平だ」という意見も4割を超え、こちらも厳しい意見が多くありました。

「仕方ない」と回答した人の意見はこちら。

適切な対応だと思う。

通学に時間がかかるので個人的にはありがたい。

小中が義務教育、高校の進学率がほぼ100%なのに対し大学進学率は50%。大学に進学できること自体が贅沢である以上、その権利の保障の優先順位が低いことは仕方ない。

課外活動に関する制限が過剰だと考える。中高では条件付きで部活動を行なっているところが多い中で、昨年の緊急事態宣言の解除後も多くの大学で課外活動の再開が認められなかった。

課外活動の多くは適切な感染症対策を取れば感染リスクを抑えることができ(中高の部活動も主要な感染経路とはなっていないであろう)、かつ(講義形式の授業とは異なり)オンラインでの代替が不可能な活動も多いことを鑑みれば、少なくとも緊急事態宣言解除後は、段階的な活動再開に尽力すべきであったと考える。

「仕方ない」と回答した人の中にも肯定的な意見もあれば、一部対策が過剰であるという意見もあるようです。

「不公平だと思う」と回答した人の意見はこちら。

さまざまな機会の喪失につながっており、とても残念。特に新入生は人とのつながりが持ちにくく、孤独なのではないか。

むしろ小中高があまりにも対策がなされていないだけと感じ、東大の対策は極めて科学的で学生活動をできるだけ尊重したものになっていると感じる。

大学は小中高と比べて格段に学生の自由度が高く、自由に過ごせるが故の「大学生間でのクラスター」だと思っている。現状の制限の強さは、学生の自由度を下げている点では賛成だが、純粋に学ぶことそのものが犠牲になってしまっていて本末転倒だと思う。東京大学は制限を緩めてほしい。

大学生はもう大人だから、と蔑ろにされるのは嫌だなと思います。大学生は一見自立したように見えますが、まだまだ大人になる途中で、金銭的不安や友達と会えずにひとりぼっちになった感覚を感じる人が多いと思うので、心のケアをして欲しいと感じます。

東大の対策は適切」という学生もいる一方で、「東大の制限を緩めてほしい」という意見も。感じ方は人それぞれということでしょうか。

この状況はいつまで続く?

こちらは、2月から医療従事者等の接種が開始したワクチンに対してどう捉えているかによって意見が分かれました。

「1年」と回答した人は、ワクチン接種が始まるので年内には収まるだろうと考えているようです。

「2〜3年」と回答した人の意見はこちら。

スペイン風邪と同等な期間と考えれば、2024年前後には爆発的な感染は収まっていると予測できる。あるいは、「新しい生活様式」への適応がほとんど完了するのもその頃と考えられる。

メディアによる煽動が見られるため、国民全体が同じ方向を向けるとは思えないこと、政治家が政策の効果に基づき動くと考えるとこれくらいのスケールはかかってしまうだろう。

「4年以上」と回答した人は意見はこちら。

通常の風邪もコロナウイルス属によって引き起こされるものがありますが、その風邪が最初に流行ったときは免疫もないので現在のように大流行したと考えられます。

現在流行している新型コロナウイルスも、人々が免疫による抵抗力を徐々に獲得し、風邪のような症状に落ち着くと思っています。人々が新型コロナウイルスの症状を「風邪」と認識するまでは、少なからずコロナ禍は続くと思いますが、1年で流行し始めた頃よりは混乱も落ち着いていると思いますので、4,5年すれば定着していくのではないでしょうか。

最低でも5年後。SARSやMERSはまだ明確な治療法はなく、新型コロナウイルスも治療法が確立するまで長い年月がかかると思われるから。

また、SARSやMERSの比にならないほど世界に混乱をもたらし、ニューノーマルが広まり始めているため、その新たな生活様式に慣れるのにも長い時間を要すると思う。コロナ以前の生活に完全に戻ることは今後もうないと私は考えています。


東大生の率直な意見はいかがでしたか?

後編はより彼らの「生活」に迫った質問の回答をお届けします。お楽しみに。

過去のアンケート結果はこちらから。

この記事を書いた人

QuizKnock編集部

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