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解説

正解は、「岡本太郎」でした。

▲私が岡本太郎です

岡本太郎は、戦後日本を代表する芸術家です。1970年に開催された大阪万博のシンボルである『太陽の塔』を制作するなど、デザインの分野で大きな影響を与えました。

▲『太陽の塔』via Wikimedia Commons 663highland CC BY-SA 3.0 (画像を一部加工しています)

岡本太郎は18歳のときにフランス・パリへ渡り、大学で哲学や民族学を修めるなど、西洋の教養を身に着けました。パリ滞在時にはピカソの影響を受け、抽象芸術シュールレアリスムにのめり込みます。

1つ目の「絵画の石器時代は終わった。新しい芸術は岡本太郎から始まる」は、第二次世界大戦が終わって中国から復員した岡本太郎が、東京のアトリエで制作を再開した1947年に新聞紙上で宣言したものです。日本の美術界に宣戦布告し、既成の概念や権威に立ち向かおうとする覚悟が表れています。彼は前衛的な美術活動を開始して芸術を追求していきました。

2つ目の「グラスの底に顔があったっていいじゃないか」は、岡本太郎が1970年代半ばに放映されたウイスキーのテレビCMに出演した際の名言です。彼自身が制作したグラスの底には、一般的なグラスとは異なり顔があしらわれていました。それを見ながら放った名言には、岡本太郎の芸術に対する考えが現れているようにも思えます。

3つ目の「芸術は爆発だ!」は、岡本太郎が1981年に放映されたビデオカセットのテレビCMに出演した際の名言です。2つ目の名言と合わせ、とても端的に彼の芸術観が反映されています。

数多くの名言と名作を残した岡本太郎。東京の渋谷駅に飾られている彼の代表作のひとつ『明日の神話』は、昨年(2023年)11月に大規模改修が終了し、自由に見ることができます。


最後まで読んでいただきありがとうございます! ぜひ次回の「今日の一問・美術編」にも挑戦してくださいね!

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この記事を書いた人

和歩

和歩です。慶應義塾大学クイズ研究会に所属していました。「マーケティングからわかること」を伝える記事や、「明日誰かに話したくなる」記事の執筆を目指して頑張ります。

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