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コジマです。

パンダについて想像してほしい。白黒で、丸っこくて、竹とか笹とかばかり食べていて……。

ここでひとつの疑問が湧く。竹ってカロリーは低そうなのに、どうしてパンダは太っているのか?

調べてみると、ダラダラしているようでパンダはパンダなりに苦労しているようだった。

質より量の食生活

草しか食べない動物でイメージしやすいのはウシだろう。ウシは消化器に微生物を飼っていて、草を分解させた微生物を通して栄養を得ている。

そのような仕組みを持っているから草だけ食べても生きていられるのであるが、実はパンダにはそれがない(※)。竹ばかり食べている姿で勘違いしやすいが、パンダはクマの仲間で、肉食寄りの雑食なのだ。

※パンダの腸内にセルロースを分解できる細菌が存在するという研究もあるが(参考)、食料のうち17%程度しか消化できないことに変わりはなく、植物を消化する仕組みとしては無いも同然である。

消化器も特に植物を消化できるように進化している訳ではなく、そのためタケを食べてもその2割ほどしか消化できていない。

パンダは無理している

要するに、パンダは無理をして竹を食べている

栄養がないので、パンダは生きるためにひたすら食べまくる。パンダは1日の半分(12時間)以上を、10kg以上のタケやササを食べるのに費やす。この大量の餌から2割をエネルギーとして、やっとあの丸い体型を維持できているのだ。

敵がいない代わりに一生竹しか食べられないボタン押す?

どうしてこんな苦行をするに至ったのか、というと、パンダが「敵がいないところで生きる」という生存戦略をとっているから。竹しかない環境ならば、餌を取り合うことも自分が食べられることもない。

ただ、それと引き換えに栄養にならない餌を食べ続ける人生、いやパンダ生を強いられている。弱肉強食の自然界を生きるのに楽な道はないのだなあ。

参考文献

この記事を書いた人

コジマ

京都大学大学院情報学研究科2回/Twitter→@KojimaQK

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