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解説

それでは解説です。さまざまな解き方がありますが、ここではそのひとつを紹介します。

前ページ:自力で解きたい方はこちらへ! 以下は問題の解説です

文章のまま考えると難しそうですが、どうすれば良いでしょうか?

今回の問題を解くうえで重要なポイントを以下にまとめました。

整理すると、

  • 線分図を利用する
  • 太郎くんとお父さんの年齢の差に注目する

の2点です。これらのポイントを踏まえながら、問題を解いていきましょう。

線分図を利用する

説明のため、求めたい答えを「□年後」とします。下の図のように、□年後の太郎くんとお父さんの年齢を線分図にしてみます。

太郎くんとお父さんの年齢の差に注目する

次に、太郎くんとお父さんの年齢の差に注目してみましょう。□年後には、太郎くんもお父さんも同じ□年分だけ年を取ることになります。よって、太郎くんとお父さんの年齢の差は、□年後も現在と変わらないことがわかります。

現在の太郎くんとお父さんの年齢の差は40-6=34歳なので、□年後でも太郎くんとお父さんの年齢の差は34歳であることがわかります。

さらに、□年後の太郎くんの年齢を〇歳としましょう。すると、□年後のお父さんの年齢は問題文の条件から3×〇歳となります。よって、□年後の太郎くんとお父さんの年齢の差は、2×〇歳となることがわかります。以上のことを図にまとめると、下のようになります。

したがって、□年後の太郎くんとお父さんの年齢の差は34歳だったので、2×〇=34という等式が成り立ち、〇は17歳にあたることがわかります。

「□年後の太郎くんの年齢」を〇歳としていたので、「□年後の太郎くんの年齢」が17歳であることがわかります。太郎くんの現在の年齢は6歳なので、□=17-6=11となり、求める答えは11年後です。

答え:11年後


2人の年齢の差に着目することがポイントでした。

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この記事を書いた人

松林 陸

京都大学大学院理学研究科・修士1年の松林 陸です。普段は大学のサークルでクイズをしています。 大学では物理学を専攻しています。好きなものはクイズと旅行と科学。読者の方の日々に「ちょっとした学び」が生まれるような記事を書けるように頑張ります。

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