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株式会社JERA

こんにちは、高松です。

高松Dの『収録までになんとかします!』」は、QuizKnockの動画収録の裏話や、僕の裏方としての仕事について楽しく紹介していく連載です。

【前回はこちら】

最近は食事の作り置きを頑張っています。これまでコンビニ弁当や宅配サービスに頼って、カロリー高めの食事を続けてしまっていたので、そろそろ改善しないとな……と思い一念発起した感じですね。

今は、レシピを覚えた肉じゃがとミートソースパスタの2つをローテーションで食べ続ける生活です。健康維持のために始めたはずなんですが、むしろ栄養が偏ってないか心配になってきますね。

今回は「準備に時間がかかった動画ベスト3」を紹介します。1人で長期間パソコンと向き合ったり、準備期間が長過ぎてオフィスがお引越しになったり……。今だから言える動画の裏側を、ランキング形式で3つお伝えします。

第3位:準備期間1カ月

第3位は、パズルに書き込みを行わず「見ただけ」で解く動画です。準備に1カ月かかりました。

企画のきっかけは、シンプルに「見ただけでパズルが解けたらカッコいいな」と思ったからです。

この動画で特に時間がかかったのは、「クロスワード作り」です。 僕がパズル畑の人間じゃないということもあり、かなり難産でした。

▲1カ月かけて作ったクロスワードです

このパズルでこだわったポイントは、マスに入ることばを英語にしたこと。メンバーには最初に日本語のクロスワードだと思いこんでもらいたいという狙いがありました。

そのために、まず「あいさつの1つ」というカギを考えました。答えは「hello」ですが、「こんにちは」も同じく5文字で表せるんです。

▲ヒントを見たら「こんにちは」を入れたくなるはず

そこからヨコの英単語を考え、その単語を繋ぐことができるタテの英単語を探す……という地道な作業です。使うのは一般的に知られている英単語にしたかったので、全てのマスに齟齬なく単語を入れられるようにあれこれ考えていたら、1カ月かかってしまいました。

そうやってじっくり時間をかけてクロスワードを作ったのですが、撮影ではふくらさんにあっという間に答えを導き出されてしまいました。

▲ふくらさんに即答されてしまいました……

「見ただけでパズルを解けたらカッコいい」を体現してくれたふくらさんでしたが、「やられた」と思ったのも事実です。本当は、ふくらさんをもっと悩ませて「英単語で解かなきゃいけなかったのか!」と驚いてもらいたいと思っていたので……。もう少しいじわるなヒントの出し方にしてもよかったのかもしれませんね。

第2位:準備期間2カ月

第2位は、長いアナグラム(文字を入れ替えて別の意味のことばにすること)の解読に挑戦してもらう企画です。これは準備に2カ月かかりました。

その理由は、長いアナグラムを作るのに相当な時間がかかったからです。もちろん想像はしていたのですが、それ以上に大変で……2カ月間、1人でひたすらアナグラムを作り続けました。

▲アナグラムが長かったら面白い

アナグラムを作るのも、とても地道な作業が続きます。ひらがな表記にした文章を、1文字ずつ並び替えて別のことばを作り、残りの文字でも試して……というような作業の繰り返しです。

並び替えたあとの文章も何らかの意味があるように作らなければならないので、最後の1文字まで活用できる文章ができるまでに、何度も諦めかけました。

例えば「学問の自由は、これを保証する。」のアナグラム、「れもんをゆがくじょしは、ほうこうするの。」は、以下のような過程で作成しました。

▲3案目でようやく実装できるアナグラムに

ようやく5問完成した時には「これで企画が成立する……!」と安心しました。ただ、もっと長いアナグラムも作りたかったという気持ちもあります。この企画での最長文字数は34文字なのですが、100文字超えのアナグラムを作れないかとずっと考えていたので……。企画は成立したものの、心残りが少しあります。
ちなみに、答えのパターン数をポイントにする、という河村さんの案もあり、長い文字大きな数字が楽しめる動画になりました。

▲長いアナグラムを解いたらとんでもない数のポイントをゲットできる

一番準備期間が長かった動画は……

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この記事を書いた人

高松慶

QuizKnockの動画ディレクター、高松です。 主に企業案件の動画の企画/ディレクションをしています。

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